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外壁塗装の見積前に知りたい|塗料・外壁・屋根の素材解説まとめ

外壁塗装の見積をいざ取ってみると業者によって金額が全く違ってしまって、結局どこが良いのか分からないという人は少なくないようです。

でも、金額が全然違うというのはある意味では当たり前。
他の解説記事で触れましたが会社の業態が違えば経費の取り方が全然違います。

 

また見積の際に使うことを想定している塗料によって費用が変わってくるので今回の記事の内容を知っていると、なぜ業者ごとに見積金額の差が出ているのかを理解しやすくなります。

塗料というものは塗るものによって特徴もかなり異なります。
耐用年数はもちろんのこと汚れに対する強さや独自の強みなどもあるので、ぜひ塗料選びの参考にして貰えればと思います。

 

塗料って見た目だと色しか違いがわからないね。
ぺいとん
確かにそうかも。
でも、耐用年数や独自の特徴を持った塗料も多いし値段もかなり変わるからよく確認する必要があるよ!

 

 

こんにちは!管理人のぺいとんです。

2021年時点で築7年ほど経過した住宅に住んでいます!まだ少し先にはなりますが、いずれやってくるわが家の外壁塗装に備えて勉強をしている最中です。

建築や不動産の業界の人と多少関わりがあります。
でも、専門職ではありませんので立ち位置的には普通の人と近いので、よりかみ砕いて外壁塗装について説明していけると思っています。

 

今回は塗料についての解説をしていきます。

それ以外にも建物を構成している壁や屋根、それに関連する「素材」について解説していきますのでよろしくお願いします!

 

まず結論から言ってしまうとこのような感じになります。

塗料の種類:塗料は種類によって金額や耐用年数大きく違う。主流はコストパフォーマンスに優れるシリコン
色についての知識:サンプルで見る色よりも実際に壁に塗る色は明るく見えることが多い

外壁材種類:サイディングやモルタル壁、タイルなど。一般的に窯業(ようぎょう)系サイディングが広く普及している
屋根材の種類:スレート・瓦・ガルバリウムが一般的

その他の材料:コーキングについて
相変わらず結論だけだと多分意味が分からないかと思います。
例によってできるだけ専門用語は自分なりにかみ砕いて解説していきます。
とは言え全く使わないというのも無理でしたので「ん?」と思うような用語が出てきたら外壁塗装に関する用語集を参照して下さいね!

 

ぺいとん
用語が何のことだか分からないってことが多いね。
そんなわけで本題に入っていきますので、この先も読み進めてください!

 

この記事はこんな人に読んでほしい!

  • 塗料の違いなんて分からない
  • 見積や解説を見ても用語がよく分からない
  • 普段建築関連に関わりがない

この記事の目的は塗料の違いを知ることで見積金額への理解を深める
他にも外壁材・屋根材などの知識を深めることを目的としています。

 

 

 

外壁塗装で使われる塗料の解説

ぱっと見では違いが分からなくとも、選択したものによって大きく差が出るのが塗料です。

一番差が出るのが耐用年数です。

 

あくまで目安ですが下記の通りになります。

  • アクリル系塗料:5年~8年、相場は1㎡あたり1,400~1,600円程度
  • ウレタン系塗料:7年~10年、相場は1㎡あたり1,700~2,000円程度
  • シリコン系塗料:10年~15年、相場は1㎡あたり2,500~3,500円程度
  • ラジカル系塗料:13年~16年、相場は1㎡あたり2,500~3,800円程度
  • フッ素系塗料:15年~20年、相場は1㎡あたり3,500~4,800円程度
  • 無機系塗料:20~25年、相場は1㎡あたり4,500~5,500円程度

 

この○○系と書かれているのは塗料の中に含まれている合成樹脂のことです。
しかしこの中でラジカル系と無機系の2つだけは合成樹脂以外のことを示しています。

ラジカルは正確にはラジカル制御型と呼ばれ、チョーキング(表面が粉のようになる)現象を抑えてくれます。
現在、コストパフォーマンスや耐用年数の長さから徐々にシェアを伸ばしています。

 

無機は無機物が含まれている塗料を指しています。
無機物は石やガラスのような炭素を含まない物質のこと。紫外線で劣化をしない性質を持っています。

 

ぺいとん
無機物が含まれているから劣化しづらいということだね!

 

各塗料の説明に戻ります。
先ほど、各塗料の耐用年数の目安を記載しました。

目安と言っているのは実際には建物の置かれている環境によって塗料の寿命が前後するからです。
日当たりの良い建物は紫外線の影響を受けやすいし、海沿いであれば塩分の影響を受けやすい環境にあると言えます。

 

また、重機のような重量のある車が頻繁に通るような立地であれば常に振動にさらされます。
このような悪条件がある場合は思ったよりも早く劣化してしまうこともありますので、あくまで参考にするていどにした方が良いでしょう。

 

今現在はコストパフォーマンスが高いという理由からシリコン系塗料が主流です。
逆にアクリル系・ウレタン系の塗料はあまり使われていないようです。

 

ぺいとん
業者さんの提案もシリコンが多いよ!

 

予算の都合でシリコンからアクリル・ウレタンといった具合に材料を変える事でその場での値段は下げることはできるかもしれませんが、アクリルやウレタンの塗料はその分耐用年数が短いです。

シリコンよりも短い周期で再度塗り替えを行わないといけなくなります。
結局はまた費用が掛かってしまうので総合的にみるとシリコン以下の塗料を選ぶのはあまり賢明とは言えなさそうですね。

 

話は変わりますが、実は塗料にはもう少し詳しい分類があります。
今までのアクリルやシリコンといった種類は塗料の成分の話でした。

成分以外にも分類がいくつかあります。

そのまま塗ることができる塗料と希釈しないといけない塗料があり、希釈にシンナーを使うか水を使うかで「油性」「水性」と分類が分かれます。

 

さらに成分自体も1液と呼ばれそのまま使用するものと、2液と呼ばれ「主剤」「硬化剤」が分かれていて使う時に混ぜ合わせるものがあります。

 

細かすぎてややこしくない???

 

ぺいとん
確かに。
お客さん側がここまで把握する必要はないかもね。

 

詳しく知ろうとすると塗料はキリがありません。
ここはアクリルやウレタン・シリコンといった塗料の成分の予算感と耐用年数だけ押さえておけば問題なさそうですね!

 

 

ここで覚えておくこと!

値段ありきで塗料を決めない。
現状コストパフォーマンスに優れるのはシリコン

アクリルやウレタンを選択するのは、その場での費用は安くなるが長い目で見たら割高
独自の強みもあるので塗料の選択は総合的に考える。

 

 

外壁塗装に使用する塗料について、もう少し深く解説した種類解説|外壁塗装のおすすめ塗料と失敗しない選び方!という記事もあります。

よかったらこちらもどうぞ!

 

 

塗装をする際の色について

塗装の色を決めるときにはサンプルを見て選択することになりますが、選択前に知っておいた方が良いことがあります。

それは建物の塗装が仕上がった時には思ったよりも明るく見える可能性が高いということです。

 

これは面積効果と呼ばれ、同じ色でも面積が広いとより明るく見えるというものだそうです。

 

この面積効果によって自分が選んだ色よりも明るくされたと感じたり、思った通りに仕上がらなかったといったトラブルも発生することがあります。

色を選択する際は希望の色よりも、やや落ち着いた色を選択すると間違いないでしょう。

 

ぺいとん
業者さんに決めた色で一度何かに試し塗りをしてもらえないか相談してみよう。
それだけでもサンプルよりは広いので実際どう見えるかが分かりやすくなります。

 

 

ここで覚えておくこと!

広い面積に塗るとサンプルより明るく見える(面積効果

 

 

 

 

家を構成する外壁材の解説

外壁塗装をするといっても何でもかんでも塗ればいいというわけではありません。
塗る前に自分の家の壁がなんなのか知っておいた方が良いでしょう。

 

住宅の壁に使われる材料

  • サイディング:窯業(ようぎょう)・金属(ガルバリウム鋼板)・木質・樹脂と素材によってジャンル分けされている。
  • モルタル壁:セメント・砂・水で構成された資材。仕上げでは多種多様な模様をつけることが可能。
  • タイル:陶器製の壁材。外的影響を受けづらい

 

一般的な住宅で多いのはサイディングかモルタルの壁です。
サイディングとはパネル状に形成された外壁材のことで材質により種類が分けられます。

ここ近年の住宅であればサイディング、それも窯業系サイディングが使われていることが非常に多くなっています。

窯業系サイディングとはセメントや繊維を混ぜ合わせ熱処理して作られる壁材で安価なことから広く普及しています。

 

ぺいとん
建売住宅なんかだとほとんどこれだろうね。

 

一般社団法人日本サッシ協会の統計資料によると2019年9月の調査では、戸建住宅における窯業系サイディングのシェアが80.4%とのこと。

 

ぺいとん
あ、建売住宅どころか日本の住宅の大半が窯業系サイディングなんだ。

 

 

塗装が簡単にできない「難付着サイディング」の存在

業者さんでも見落としがちな簡単に塗装ができない、正確にはしても何年もたたずに塗装が剝がれてしまう難付着サイディングというものがあるそうです。
もともとは汚れが雨で落ちやすかったり、チョーキングを起こさないという高機能な壁材なのですが塗装の際には注意が必要。
気が付かないまま塗装をしてしまうと工事してからそれほど年数をおかずに剥離などの問題が発生します。

見分け方:強いシンナーをしみこませた布でこすると普通のサイディングは成分が溶け出すが「難付着サイディング」ではそれが起きない。

対処法:塗れないわけではなく、それに対応した専用の下塗り材(シーラー)が存在する。

 

 

ここで覚えておくこと!

日本の住宅は大体が窯業系サイディング

 

 

家を構成する屋根材の解説

家を構成する屋根。
普通の人は簡単に家の上に上がれないのでチェックするのは難しく、業者さんにしっかりみておいて貰いたい部位ですよね。

屋根は常に太陽の紫外線や雨風にさらされているので壁よりもダメージを受けている可能性が高いのできちんとメンテンナンスをしておきたいところです。

 

屋根も壁みたいに種類があるの?

 

ぺいとん
うん。調べてみたらいくつか種類があったよ

 

屋根の種類

  • スレート屋根(カラーベスト・コロニアル(どちらも商品名)など):天然、もしくは人口の素材を板状にしたもの
  • (和瓦・陶器瓦:塗装不要、セメント瓦・モニエル瓦:要塗装):粘土など素材を成形して焼成したもの
  • 金属屋根(ガルバリウムなど):文字通り金属板を屋根材として成形したもの
  • アスファルトシングル:ガラス繊維にアスファルトを染み込ませ、さらに表面に砂粒を吹き付けて接着したもの

住宅の屋根およそこの4種類に分かれます。

 

 

ぺいとん
築10年前後で瓦ってことは多分ないよね。
きっとスレートか金属屋根なんじゃないかな!

 

おまけの話ですが住宅を購入した時に登記をしたであろう情報に建物の構造が記載してあります。
その中には「木造3階建てスレート葺き」などと記載があったりします。

 

 

ここで屋根材について言及しているのはスレート屋根やアスファルトシングルだった場合、縁切りと呼ばれる作業が発生するからです。

これは屋根のスレートとスレートの重なり部分にある隙間が塗装によって無くなってしまうため、あえて隙間を作り直す作業を指しています。

 

なんでそんなことするの?

 

ぺいとん
雨の排出口を作るためだよ!

 

縁切りは屋根材の裏側に入り込んでしまった水が抜けるようにしておくために、本当に大事な工程です。
これを省かれてしまうと、屋根材の裏にいつまでも水が残り続けて建物が傷んでしまいます。

 

縁切りについては塗装職人さんというyoutube配信をしている方の動画がとても参考になりました。

 

 

また、縁切りではなくタスペーサーと呼ばれる部材を使って屋根と屋根材の隙間を開けるようにすることもあります。

 

調べたところによるとこの「縁切り・タスペーサー」ですが、スレート屋根であれば絶対にやらないといけないかというとそうでもないようです。

屋根材が太陽光などで反っていたりする場合など、大きめの隙間が空いている場合は不要だったりすることもあるようです。

 

ぺいとん
その辺は業者さんにしっかり確認しておきたいね!

 

 

古い話なので築年数が経過してなければあまり遭遇することはないようですが、「パミール」「セキスイかわらU」という2つの商品は塗ってはいけないと複数の書籍・サイトで紹介されていました。

理由は表層剥離という現象が起きやすく、塗ってもすぐ剥がれてしまうからということ。
当時は結構大きな問題として挙げられたようです。

 

 

 

ここで覚えておくこと!

・屋根の種類は大体4種類!
・スレート屋根・アスファルトシングルの場合は縁切り(タスペーサー)が必要なことが多い

 

 

 

 

 

その他外壁塗装に関わる工事・材料の解説

住宅の外壁塗装を検討するときに、よく付帯工事としてあげられる作業を紹介していきます。

 

コーキングの打ち替え

外壁塗装をやるとなるとほとんどの場合一緒にすることになるのがこのコーキングの打ち替え作業です。

コーキングとはシーリングとも言われています。
似たような名前なのですが外壁塗装をする上でこの名前が出てきたらどちらも同じと解釈してほとんど問題ありません。

 

ぺいとん
厳密には違うらしいけど、この場合は気にする必要ないみたい。

 

ではこのコーキング、実際何のことかと言うと「壁と壁の隙間」や「窓まわりの隙間」を埋めているゴム状の素材のことです。
この目地にある既存のコーキングを撤去して新しく打ち換えすることを「コーキングの打ち替え」と呼んでいます。

 

ぺいとん
建物の外だけでなく、中でも水まわりでもよく使われているよ!

 

打ち替えとはこのゴム状の部分を一度撤去して新たに注入することです。

コーキングは作業時は半液体状で空気に触れると時間経過で固まります。
作業としては「コーキングガン」という道具を使用して隙間に注入していくわけですが、これが中々難しく技術のいる作業です。

コーキングガン

 

 

この写真に写っているのがコーキングガンです。
下の引き金のような部分を引くと、後ろの棒の部分が前に移動し、押し出されたコーキング材が先端部分から飛び出します。

 

コーキングが劣化した場合は基本的には既存のコーキング材を撤去して打ち替えになりますが、既存の状態や部位(窓まわり)によっては増し打ち既存のコーキングの上に被せるように打つこと)も少なくありません。

これは現場を見て判断することになります。
コーキングの寿命は大体5年から長くても10年程度。
外壁同様日当たりなどの環境によって寿命が左右されます。

 

費用については以下の通り。

  • 打ち替え:相場は1m当たり800~1,100円程度
  • 増し打ち:相場は1m当たり600~900円程度

 

へー。
でも、この工事って大した金額じゃないのね!

 

ぺいとん
いやいや、それが結構そうでもなかったりするよ。
メートル単位だとそうだけど、住宅って結構目地が多いんだ。
だから全部で何メールとあるか見てもらう(数量拾い)と結構な数字になるよ。

 

 

1m当たりの値段だと大した金額ではないように感じますが家全体のメートル数を確認すると100メートル以上あることはごく普通です。

仮に打ち替え1メートルで1,000円だとしたら100mあればそれだけで10万円、200mあれば20万円です。
積み重なると結構な金額になるのでバカにならない工事です。

 

 

ここで覚えておくこと!

・外壁塗装をすると大体コーキングという作業が付いてくる。
・コーキングには「打ち替え」と「増し打ち」がある。現場の状況などで選択。

コーキング(シーリング)についてはもう少し深く解説したコーキング(シーリング)とは?|知らないと損する役割と塗装との関係という記事もあります。

よかったらこちらもどうぞ!

 

建物や塗装工事に関わる素材の解説まとめ

今回はの記事は外壁塗装に関わる素材に関する塗料、そして壁や屋根に関する用語などをまとめました。
これから外壁塗装をするなら概要だけでも覚えておきたいところです。

 

今回覚えておくこと!

・値段ありきで塗料を決めない。現状コストパフォーマンスに優れるのはシリコン

・塗料で「アクリル・ウレタン」を選択するのは、長い目で見たら割高
各塗料の独自の強み含めて総合的に選択する

・色は広い面積に塗るとサンプルより明るく見える(面積効果
・日本の住宅は大半が窯業系サイディング

・屋根の種類は4種類(スレート・瓦・金属屋根・アスファルトシングル
・スレート屋根・アスファルトシングルの場合は縁切り(タスペーサー)が必要なことが多い

・外壁塗装をすると大体コーキングという作業が付いてくる
・コーキングには「打ち替えと「増し打ちがある。施工場所や状態によって変わる

 

とはいえ紹介した塗料や壁材・屋根材・コーキングは、業界におよそ関わりのない人には本当に聞き馴染みのない事ばかりだったかと思います。

 

 

ぺいとん
というか専門職でもなければほとんど知らないよね。

 

正直聞き馴染みがなさ過ぎて憶えるのも大変です。

でも、自分の家を外壁塗装することになれば100万前後のお金を支払うことになります。
その100万円という大金を使うのに、他人を完全に信じてお任せなんてありえないと思っています。

だからこそ、本当に「自分ごと」として勉強していくことが必要ではないでしょうか。

そしてその必要性をこのサイトに来てくれた方にも、この思いが少しでも伝われば良いなと考えてこの記事を作成しています。

 

今回のところは以上です。
色々調査して情報発信をしていきますので引き続きよろしくお願いします!

 

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