外壁塗装に限らない話なんですが、何かを相談したりお願いするときに身内や知人に業界人がいると非常に頼もしいですよね。
中には相談されたことを粋に感じて直接依頼を受けてくれたり、業者さんを紹介してくれたりと非常に助かるものです。
ただ、実はこれって必ずしもいい事ばかりではないんですよね。
下手につながりのある人に依頼したばっかりに後から後悔することもあり得ます。
こんにちは!管理人のぺいとんです。
2021年時点で築7年ほど経過した住宅に住んでいます!まだ少し先にはなりますが、いずれやってくるわが家の外壁塗装に備えて勉強をしている最中です。
建築や不動産の業界の人と多少関わりがあります。
でも、専門職ではありませんので立ち位置的には普通の人と近いと思っています。
だから、よりかみ砕いて外壁塗装について説明していけると思っています。
今回は「身内や知人の業者に依頼するデメリット」についてです。
今回の話の結論を先に述べてしまうとこんな感じです。
- パワーバランスが偏った関係性なら依頼してはいけない
- 身内や知人の業者に依頼することのデメリットはしがらみ
- 身内・知人とのトラブルは後々まで響く
- 全幅の信頼、細かいことを気にしないならOK
この記事はこんな人に読んでほしい!
- 外壁塗装やリフォームを身内に依頼する予定の人
- 身内や知人に業者がいて、仕事をさせてほしいと言われている人
身内や知人の業者に依頼する問題点は「しがらみ」である
まず最初に結論を。
身内や知人の業者に依頼する最大のデメリットは「しがらみ」、要はすでに出来上がっている関係性です。
相手との関係構築がすでに済んでいるというのはとても楽なものですよね。
余計な前置きや様子見がいらないのですから。
でも、メリットとデメリットと表裏一体で、関係性が出来上っているという状況は時にマイナスに働くこともあるんです。
マイナス働く理由は相手とのパワーバランス。
どちらか一方が立場的に強い場合、弱い立場の人の意見や都合が無視されたり蔑ろ(ないがしろ)にされたりするのが原因です。
そんな一方的な関係性で仕事を開始したとして、弱い立場の人が希望を自由に言うことが本当にできるでしょうか?
答えはノーですよね。
ある程度のことは言えても本当の希望は言うことができない可能性が高いです。
掛けられるお金に余裕が無い場合、できるだけ安く発注したいと思うのは自然の流れです。
でも、立場が弱いとそれをはっきり言うことは多分難しいですよね。
依頼者の立場が強いため、こんなことが起こりえます。
- 金額を抑え目で見積したのにさらに値切られた
- 請求金額より若干低い金額しか振り込んでこない
- 見積に入っていないオプションを(無料で)要求される
でも、これらは実際にあった話です。
身内・知人の業者とのトラブルは禍根を残す
一方が強い立場で依頼すると一方の要求や都合ばかりが通ってしまうという話をしてきました。
そして住宅の修繕やリフォームに限って言えば、それはその場限りで終わるものではないのでその場だけ切り抜ければ良いというものでもありません。
特に依頼者側の立場が弱かった場合、生活の場にその思い通りにならなかった結果が「家」という形として存在し続けてしまうので尚のことです。
見える形で結果があり続けるので、マイナスの感情も残り続けてしまいます。
例えば外壁塗装であれば色なんかが分かりやすいですね。
仮に自分では「黒」が良いと思ってお願いしていても、業者側は黒は汚れが目立つからといって少し違う色にしておいたなんてことも身内などでは起こりえます。
業者視点では良かれと思ってやったことだったとしても、本人からしたらそれは「勝手に変えられた」という以外の何物でもありません。
かと言って立場が弱ければそれを指摘してやり直しさせるなんてことも多分無理でしょう。
そうなると本人としては「勝手に色を変えられた家」で生活することになり、ことあることにそれを思い出すことになるという最悪の結果に終わります。
ちなみにこれは一般のお客さん相手であれば、ほぼあり得ないことです。
こんなことをすれば「契約違反」ということでトラブルになるという事を業者側も理解しているからです。
身内や知人の業者に依頼をしても問題のない人
とはいえそんな身内・知人の業者さんに依頼しても、何の問題も起こらない人も少なくありません。
それがどんな人かと言えばこんな人です。
- お互いが対等な関係性である
- 面倒ごとがお金で解決できればそれでよい
- ある程度の不都合は許容できる
まず第一に対等な関係であることです。
お互いが言うべきことを言い合える仲であれば、一方が負担を受けて禍根が残るなんて言うことはありません。
次に面倒ごとはお金で解決で解決できれば良い人です。
文字にすると何となく印象が悪く見えるかもしれませんね。
でもある程度のお金を支払えばお任せでやっておいてくれるとしたら楽だと思いませんか?
1から業者を探して、内容の精査をして、契約をしてとなると大変です。
例えば「仕事や子育て」など、忙しく余裕が無いという人が業者選定するのは結構辛いものがあったりします。
それがすでに関係の出来ている身内や知人に依頼することで、「お任せ」しておけば大体及第点で仕上がってくるとしたら結構魅力的は話ではないでしょうか。
「全て思い通りに」という人には微妙ですが、大体で良いという人には知り合いにお願いするというのは非常に有効な手段です。
最後はある程度の不都合は許容できるということです。
普通の業者さんとのやりとりであれば、不都合がある場合はできる限り業者側が顧客に合わせるというのが本来の流れです。
しかし、それが身内や知人だったりすると多少話が変わります。
「○○をこんな風に変更するけど許容してほしい」という話が割と出たりするからです。
よくある話が日程です。
仮に事前に3日で終了すると話をしていた作業があるとします。
それを「別のお客さんを優先しないといけない事情」ができて2日延長させて欲しいというような相談をされる、といった具合です。
これが通常の業者さんに依頼したとなれば、そうはなりません。
「他のお客さんを優先したいからあなたを後まわしにさせてくれ」といって納得するお客さんなんて普通はいないからです。そしてそんなことをすれば契約違反として何を言われるか分かりません。
しかし、これが繋がりのある身内・知人だと話が変わってきます。
結構簡単に「困っているから助けてほしい」と相談されてしまいます。
この相談に対して「決めたことだから」と断れる人はそう多くないのではないでしょうか。
だから「ある程度の不都合が許容できる人」でないと、身内・知人に依頼するのはやめておいた方が無難なんです。
まとめ:身内や知人の業者に依頼するデメリット
今回の話の結論を以下の通りでした。
- パワーバランスが偏った関係性なら依頼してはいけない
- 身内や知人の業者に依頼することのデメリットはしがらみ
- 身内・知人とのトラブルは後々まで響く
- 全幅の信頼、細かいことを気にしないならOK
身内や知人が業者に仕事を依頼することはメリットもある反面、デメリットも存在します。
相手との関係性が対等であればお互いに言いたいことも言えますが、どちらかが弱い立場である場合、そんな風にはなりません。弱い立場の方が一方的に何かを我慢・妥協をする可能性が高くなります。
また、関係が深いこともあって仮に話が上手くいかなかったとしても心情的に断ることが難しくなるということも覚えておきたい点です。
さらにどちらかが業者側が良かれと思ってやサービスや内容変更行為があるかもしれません。
しかしそれがあなたにとっては余計なお世話だったとしても、何かしら関係性のある業者さんである場合はそれに対して文句を言うのは難しいかもしれません。
しかし、対等な関係でお互いが言いたいことを言い合える、面倒ごとがある程度のお金で解決できればそれでよく、細かいことはそれほど気にしないというのであれば身内の業者さんというのは非常に有用な選択肢の1つとなり得ます。
今回は以上になります。
今後も色々と解説を頑張っていきますのでお付き合い頂けたら嬉しいです。
次回もよろしくお願いします!最後までお読み頂きありがとうございました!
身内の業者さんに対してしがらみや面倒さのようなものを感じているのであれば、何の関係性もない業者さんに依頼する方が気楽かもしれません。
そのような考えがある方には一括見積サイトを利用してみるのも良いでしょう。
複数の見積を集めて比較検討するには有効な手段の1つです。
外壁塗装の一括見積|比較検討に最適なおすすめ優良サイト9選(+3選)
/優良サイトの紹介はこちら!\