住宅に関わる工事というのは何をするにしても結構なお金が掛かります。
外壁塗装も同様で、いわゆる一般の住宅レベルでも100万前後の費用が掛かるのがごく普通です。
少しでも安く抑えるためにと相見積もりを取るのも良いですが、それ以外にも確実に出費を抑える方法があります。
それが助成金という存在です。
デメリットはないから、できるだけ貰っておきたいね!
こんにちは!管理人のぺいとんです。
2021年時点で築7年ほど経過した住宅に住んでいます!まだ少し先にはなりますが、いずれやってくるわが家の外壁塗装に備えて勉強をしている最中です。
建築や不動産の業界の人と多少関わりがあります。
でも、専門職ではありませんので立ち位置的には普通の人と近いと思っています。
だから、よりかみ砕いて外壁塗装について説明していけると感じています!
今回は外壁塗装の助成金についてです。
外壁塗装は決して安くない費用が掛かるので、可能な限り助成金を取得しておきたいところ。
だから助成金についての知識はあって損はありません!
助成金に関しての大枠を先に述べてしまうとこんな感じです。
- 助成金とは国や地方自治体が特定の条件を満たした相手に対して、支援を目的として支払われるお金のこと。
- 助成金を受けるためには事前申請、必要書類の提出、工事、作業後に資料を提出、助成金請求という手順を踏む必要がある
- 助成金はいくつかの条件を満たしていないと受けられない事が多い
- 助成金の申請は慣れない人がやると結構大変
でも不慣れなことで申請するのは結構大変だし、それで書類に不備があって申請が却下になってしまったらとても残念だと思いませんか?
このあと具体的な解説に入っていきますので、ぜひお付き合いください!
この記事はこんな人に読んでほしい!
- 外壁塗装で助成金を使いたいと考えている人
- 今まで助成金の申請をしたことない人
そもそも助成金ってどんなもの?
そもそも助成金とはどんなものでしょう?
住宅関連に限って言えば、消費者が住宅取得や改修に関連した「負担の軽減」を目的として支払われるお金のことを指しています。
住宅に関連したものは1つ1つが安くなく、それなりに高いお金が掛かります。
だからいざ何かをしようとしても手を出しづらく、結局後回しにしてしまう人も少なくありません。
そこで助成金の出番です。
助成金があることで消費者の負担は減るし、「今やればお得」ということで業者視点で言えば仕事の依頼が増えます。
なんで国や地方自治体がそんなことをするかと言えば、理由の1つに「経済を回すこと」というのが考えられます。
業者が仕事を受けると言うことは単純に売り上げが増えます。
売り上げ(厳密には利益)が増えればその分納める税金が増えていきます。
つまり助成金は「消費者の負担を軽減」すること、業者の「売り上げを増やす」こと、業者さんからの「納税額を増やす」という良い循環ができあがるという訳です。
外壁塗装の助成金は地方自治体から出る
外壁塗装の助成金は地方自治体から出ています。
他にも細かい枠組もあるけど、外壁塗装の場合は市区町村だけ把握しておけば大丈夫!
住宅関連の助成金は「国から出ているもの」もあれば「地方自治体から出ているもの」もありますが、外壁塗装に関連した助成金は地方自治体でしか出ていません。(2021年9月現在)
だから助成金を受けたいと考えた場合、自分の住んでいる市区町村で外壁塗装の助成金を行っている必要があります。
さらに助成金は常にいつでもやっているわけではありません。
特定の期間、設定された枠(金額)の中で行われます。
とはいえ外壁塗装で助成金をやっている自治体は大体毎年同じ時期に募集し始めますので、あらかじめ時期を調べておけば苦労なく助成金の申請はできるでしょう。
地方自治体から出る助成額は多くて20万円程度!
地方自治体から貰える助成金はどこの地区でも同じ金額を貰えるというわけではありません。
外壁塗装リフォームで貰える助成金は、高い地域でも20万円程度のようです。
この上限は地域によって変動します。
少なめの地域だと10万円程度だったりする場所もありました。
助成金の支給金額は見積金額によって変動します。
一番多いパターンは請負額の○%(限度額××××円)といった支給方法です。
だから見積の金額がそれ程多くない場合は、それに比例して助成額も少なくなります。
だから限度額ギリギリの見積をしてもらう方がお得にはなりますが、それが自身の予算をオーバーした金額では意味がありませんよね?
逆に助成金の限度額に合わせた内容で見積をしても、それが満足のいかない工事内容では本末転倒です。
あくまで自分の予算や希望する工事内容に合わせて考える必要があります。
助成金を受けるために必要な基本的手順
ではここで助成金を受けるための基本的な手順を解説します。
住宅リフォーム系の助成金を受ける流れは基本的にはどの助成金も変わりません。
およそ以下の通りの手順で取得します。
- 事前申請及び書類提出
- 交付決定通知
- 工事着工
- 工事の完了報告(必要書類提出)
- 不備がないかの確認
- 助成金の請求
- 助成金の振り込み
ここでもっとも大切なことは事前に申請をすると言うことです。
あとから助成金を受けられることに気がついた、先に申請をしなくてはいけない事を知らなかったというのは通じません。
受けられる助成金があることを事前に確認し、必要書類を用意して申請を行いましょう。
必要書類は自治体によって多少違いがあります。
間違いがないように自治体のウェブサイトをよく確認するようにしましょう。
申込時にはおよそ以下の様な書類等を要求されます。
- 指定の申込書
- 住民票
- 印鑑
- 業者の見積
この他にもいくつかの書類を用意するように指定される場合も少なくありません。
要求されている書類が足りないと申請ができませんのでよく確認して下さい。
無事申し込みが終わると、一定期間で助成金の交付決定通知が郵送されてきます。
これで始めて助成金を出してもいいよ!と自治体に認められた状態になりますので、ここではじめて工事に取りかかることができます。
工事が無事完了してもまだ終わりではありません。
事前の申し込みはあくまで交付を認められた状態になっただけです。
実際に助成金を貰うためには工事の完了報告をしなくてはなりません。
事前申請同様、必要な書類をそろえて完了報告をしましょう。
そのときに必要な書類はおよそこんな感じです。
- 報告書(指定書式)
- 助成金交付の請求書(指定書式)
- 振込口座の通知(指定書式)
- 工事前後の写真
- 業者の領収書
まずは報告書や請求書など、自治体が用意している書類に必要な情報を書き込んだものが必要になります。
そして最も大事なのは工事の写真と業者の領収書です。
これがあって始めて助成金に必要な工事をしたと認められます。
ここで本当に注意をしておかないといけないのが工事前の写真です。
万が一工事前の写真を撮り忘れていたり、撮った写真を紛失してしまったりすると書類の不備として助成金を受けることが不可能になってしまいます。
これらの書類に不備がなく受理されると、何ヶ月か先にやっと助成金があなたの口座へ振り込まれることになります。
助成金を受ける上で気を付けるべき注意点7つ
先ほどの助成金を取得するための手順の中でもいくつか注意点を書きましたが、改めて助成金を受ける際に注意しないといけない事を解説します。
助成金の申請は慣れている人にはそれ程手間ではないのですが、不慣れな人には中々大変な作業です。
中には助成金を簡単に考えている人もいるかもしれませんが、甘く見ると痛い目を見ることになります。
そんなわけで注意が必要なことはこんな感じです。
- 助成金は事前申請が必要
- 受付期間が決まっている
- 助成金を貰う条件は自治体によって違う
- 過去に何かしらの助成金を受けていると重複扱いで受けられない
- 税金の滞納があると受けられない
- 必要書類に不備があると、訂正が必要な上にお金が貰える時期が遅くなる(最悪貰えない)
- 依頼する業者が同じ自治体であることを条件としていることが多い
申請受付期間が設けられていますのであらかじめ確認しておきましょう。
だからまずは自分が助成対象か確認する必要があります。
過去に助成金を受けてしまっている場合は対象外になりますので諦めるほかありません。
書類の不備があると、提出した書類が返却され訂正を求められます。
当然ですがその期間は助成を受けることができず、書類の受理が送れた分だけ助成金の支給は遅くなります。
これは役所の担当者さんにもよるかもしれませんね。
後からどうすることもできないため、助成金を受けることを断念するほかありません。
これに気がつかずに全然違う地域の業者に依頼してしまった場合なども助成金を受けることができなくなってしまいます。
助成金申請は経験がないと大変、業者さんに任せるのもアリ
ここまでで助成金の申請の基本的な流れについて解説してきました。
・・・が、今まで助成金の申請をしたことがない人にはピンとこないかもしれませんね。
実際に自分でやると結構大変です。
今までの解説を聞いて自分には無理そう、と感じたのであれば初めから業者さんにお願いしてしまうのも手です。
もちろん助成金の申請を業者さんに任せるとなるとタダでとはいきません。
書類作成費や助成金申請手数料という形でいくらかの費用が掛かることになります。
それでも、面倒な助成金の申請を一括で任せてしまえるのは大きなメリット。
多少手元に来る金額が減ってはしまいますが、面倒な手間をなくしてストレスを感じないというのは結構なメリットだと感じませんか?
もしそう思えるのであれば最初から業者さんへ依頼をしてしまいましょう。
まとめ:外壁塗装で助成金を受けるための手順と7つの注意点
助成金についてのまとめになります。
助成金に関しての概要はこんな感じです。
- 助成金とは国や地方自治体が特定の条件を満たした相手に対して、支援を目的として支払われるお金のこと。
- 助成金を受けるためには事前申請、必要書類の提出、工事、作業後に資料を提出、助成金請求という手順を踏む必要がある
- 助成金はいくつかの条件を満たしていないと受けられない事が多い
- 助成金の申請は慣れない人がやると結構大変
住宅関連で言えば「消費者の負担軽減」「業者の売り上げ増」「業者からの納税額増」という良いサイクルを生み出すことを目的としています。
上限は自治体によって違うので良く確認する必要があります。
助成金を受けるためには決められた手順を踏まなくてはいけません。
- 事前申請及び書類提出
- 交付決定通知
- 工事着工
- 工事の完了報告(必要書類提出)
- 不備がないかの確認
- 助成金の請求
- 助成金の振り込み
ここで最も大事なことは事前に申請です。
これを忘れてしまうと、どう頑張っても受け付けて貰えません。
無事申請ができたら業者さんに作業をして貰いましょう。
ここで工事前後の写真は絶対に忘れないようにして下さい。
他の指定された書類は大体後から気がついても取得することができますが、工事前の写真だけはどうにもなりません。これを忘れると書類不備ということで助成金を受けられなくなってしまいます。
上記のことも含めて以下の7つが「絶対に忘れてはいけない」チェックポイントです。
- 助成金は事前申請が必要
- 受付期間が決まっている
- 助成金を貰う条件は自治体によって違う
- 過去に何かしらの助成金を受けていると重複扱いで受けられない
- 税金の滞納があると受けられない
- 必要書類に不備があると、訂正が必要な上にお金が貰える時期が遅くなる(最悪貰えない)
- 依頼する業者が同じ自治体であることを条件としていることが多い
とはいえこれだけのことを慣れない人がやると結構大変です。
業者さんによっては(費用のことは別として)代行してくれることもあります。
不安があるのであれば、事前に相談しておくのも1つの案です。
今回は以上になります。
今後も色々と解説を頑張っていきますのでお付き合い頂けたら嬉しいです。
次回もよろしくお願いします!最後までお読み頂きありがとうございました!
外壁塗装について具体的に考える気になったのであれば、正しい内容を適正な範囲で安くやってくれる優良業者を見つけることが大切ではないでしょうか。
とはいえそんな業者を見つけるのは簡単ではありません。
実際には複数の業者を探して回ることになるはずです。
具体的には地域の塗装専門店やリフォーム店をあたることです。
そしてもう一つの手段はネットに頼ること。
分かりやすくいうと「一括見積サイト」という存在です。
一括見積サイトであれば地域の業者を1つずつ探して回る手間を省くことが可能です。
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